616: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/16(月) 19:36:16.65 ID:FwuKrF9no
それをかばうように、さやかはまどかを両手で抱いた。
その時、
風船が割れたような音とともに、目の前の目玉のお化けが弾け飛ぶ。
「え?」
一瞬、何が起こったのかわからなかった。
そして次の瞬間、同じように化け物が弾けて行く。
「どういうこと?」
さやかとまどかの二人は、何が起こったのかよくわからずそのまま呆けていると、
何者かの足音が近づいてきた。
今度は人間だ。
歩き方が、今までの化け物とは違う。
「危ないところだったわね」
「あ……」
暗がりの中から、小さな宝石のようなものをを手に持った少女が現れた。
その宝石は、まるで電球のように黄金色に輝いている。
「あなたは……」
少し背が高く、長い髪をくるくる巻きにした女性。着ている服を見ると、さやかたちと同じ
見滝原中学の制服であった。
「あら、キュゥべえを助けてくれたのね。どうもありがとう」
制服の少女はそう言ってほほ笑む。
「キュゥべえ?」
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