624: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/16(月) 19:42:34.96 ID:FwuKrF9no
「まどか、遅かったじゃ――」
さやかが振り向いた時、そこにはまどかではなく、彼女とは似ても似つかぬ巨大な男が立っていた。
「ひっ!」
*
「改めて紹介するね、この子が私のお友達のさやかちゃん」
隣に座るまどかが、そう言ってさやかを紹介した。
「み、美樹さやかです。フツツカモノですが、よろしくお願いします」
緊張のため、変な言葉遣いになってしまったさやか。
「それで、この人が播磨拳児さん。今年の四月から見滝原に引っ越してきたんだよ」
「お、おう……」
「……」
身長180センチくらいはあるだろう、体格の良いその男性は、どうやらまどかの知り合いらしい。
サングラスをしていて、ヒゲも生やしている。
さやか自身男っぽい性格ではあるけれども、身近にいる男性は上条恭介のような、
細く中性的な人物が多かっただけに、こういういかにも“男”という感じの相手は苦手である。
まどかがたまに彼の話していたけれど、すごく楽しそうに話していたので、播磨という男性は
まどかの父親のように、さわやかなお兄さんタイプなのだろうと勝手に想像していた。
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