64: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/13(火) 19:36:58.45 ID:N5KukWiuo
「そろそろ帰るか」
本当はもう少し話をしていたかったけれど、あまり遅くまで付き合っていると、
まどかの父の和久があまりいい顔をしないだろう、と思った播磨は話を切り上げ、
二人を帰らせることにした。
「まだ時間は大丈夫だよ」とさやかが言う。
「最近物騒だから、早めに帰ったほうがいい」
「なんだか播磨さん、先生みたいなこと言うなあ」
「一緒に住んでるからな。先生って職業の人間と。少しは影響がるかもしれねェ」
「あは、そうかも」
「二人とも、途中まで送るぞ」
「お、紳士だねえ」
「な、何かあったら俺の責任にもなりかねんからな」
照れ隠しで播磨がそんなことを言うと、
「ありがとう、拳児くん」
と、まどかは笑顔で返した。
*
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