650: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/18(水) 20:00:13.78 ID:O9JpTr3wo
それから数日、ほむらは不安を抱えつつもそれを誰にも言えずい過ごしていた。
「どうしたの? ほむら」
クラスメイトの一人が心配そうに声をかけてくる。
「ううん、なんでもない。風邪でも引いたのかな」
ほむらはそう言ってごまかす。
「大丈夫? 保健室行ったほうがいいんじゃない?」
「だ、大丈夫だよ」
とは言ったものの、彼女の不安が消えるわけではない。
その後、学校でよく笑顔を見せていた美樹さやかは次第に表情が暗くなり、
ボーっとすることが多くなった。
そしてついに、彼女は学校を休む。
ほむらの不安はさらに大きいものになった。
(あんな化け物と戦って、いくら魔法少女という“力”があっても無事で済むはずがない。
美樹さんが休んだのも、きっと何かあったからだ)
ほむらはそう確信した。
(誰かに相談したほうがいいかも)
彼女は何度も考えた。
しかし誰に相談すればいいのか。
こんな話をクラスメイトにしたところで信じてもらえるはずがない。
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