667: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/19(木) 20:30:36.55 ID:gZmXTKMLo
あったけれどしかし、今親友の鹿目まどかに会えず、頼りにしていた播磨拳児も近くにはいない。
そして現在の状況に対する適切な対処方法は見つかっていない。
このまま見滝原の街で魔女に怯えながら暮らすということはできそうもない。
「実は……」
ほむらは、魔法少女に関すること、そして魔女に関する事柄。
また、それによる奇妙な事件の数々について、自分の知っている限り淡々と話した。
「そう」
侑子は、ほむらの話を頷きながら真剣に聞いていた。
播磨やまどか以外で、魔法少女に関してまともに話したのはこの日が初めてである。
しばらく黙って話を聞いていた侑子は、ふと思い出したように声を出す。
「それで、あなたの願いはなに?」
「願い、ですか」
ほむらは少し考える。
この状況で願うこと、それは――
「私はただ……」
「ただ?」
「平和に暮らしたいだけです」
「……そう」
侑子はその言葉にうなずく。
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