671: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2012/01/19(木) 20:33:10.16 ID:gZmXTKMLo
悪天候で不安になっているのだろうとは思ったけれど、それ以外にも不安の要素はあるだろう、
とほむらには思えた。
「もしかしてこの雨って――」
ほむらがそう言いかけた瞬間、
「大丈夫だよほむらちゃん」
まどかはそう言って笑顔を見せる。
無理に作った笑顔。
ほむらの嫌いな表情。
「鹿目さん、その……」
「ほむらちゃんごめんね。ちょっとお手洗いに行ってくるから」
「え、うん」
そう言うと、まどかは足早にほむらの前から去って行った。
なんだか逃げるようにも見えた。
(もし、鹿目さんも私と同じように魔女を感じることができるのなら)
ふと、そう考える。
(この嫌な感じも、多分感じているはず)
一人になったとき、そう思った。
(だとしたら)
美樹さやかの顔を思い出す。
702Res/519.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。