82: ◆tUNoJq4Lwk[saga]
2011/12/14(水) 20:15:45.82 ID:caHHzrrpo
播磨は言葉を止めて考えてみた。
恐らく、この街に来てから一番頭を使った瞬間だっただろう。
だが、
「……わからないッス」
「……」
.
「ただ、何だかよくわからない違和感の中で暮らして欲しくないんっすよ、やっぱり。
まどかたちも危ないんじゃないかって」
「まどかのこと、心配してくれてるの?」
「いや、まあ……」
「ありがとう拳児くん。まどかもキミのことを気に入ってるみたいだし、そんな風に思われて
幸せ者だね、あの子は」
「あの子が俺を気に入ってるんッスか?」
「……」
「どうしました?」
「いや、何でもないよ。それで、警察に話を聞いたらキミの疑問は晴れるのかな」
「わからないッス。でも、何か手掛かりはつかめるかもしれない」
「ふむ……」
やはりダメか。播磨がそう思った時、
「わかったよ」
「え?」
「知り合いに見滝原署の刑事がいる。下っ端だけど優秀なやつだから、何か知ってるかもしれない。
ちょっと連絡を取ってみる」
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