過去ログ - 月火「火憐ちゃんも、お兄ちゃんのことどうこう言えないよね」
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89: ◆/op1LdelRE[saga]
2011/12/22(木) 00:09:15.75 ID:4PSOmpZQ0
 栂の木二中のファイヤーシスターズ。
失念していた――むしろ一番最初に思い当たるべきだったのに。
確かに神原の言う通り、中学生の間でそういう事態が起こっているのなら、それがあいつらの耳に入らないわけがない。
またそれで実害が発生しているのなら、あいつらが行動しないはずもない。
中学生同士の喧嘩や揉め事ならともかく、もし怪異が絡んでいるのだとすれば、あいつらの手に負える問題じゃない。
そもそも怪異になんて関わらせてはいけないのだ――火憐にしても、月火にしても。

「全くその通りだ。火憐ちゃん達が怪異に絡むなど、想像もしたくない。あの子達は、明るい日の下でのみ活動するべきだろう」
「あぁ、教えてくれてありがとう。あいつらに何と言って聞かせたものかは――今はちょっと思いつかないけど、何とか考えて話してみるよ」
「ぜひそうしてほしい。もし私にできることがあれば、何でも言ってくれ」

 そう言ってくれた神原には、本当に感謝の念を禁じ得ない。
初めて火憐と引き合わせた時には、正直どうなることかと変な懸念を持っていたりしたものだけど、まさしく杞憂だった。
こうして気にかけてくれているというのは、少し申し訳なく思う反面、やはり嬉しいものだと思う。



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