過去ログ - 結衣「ちなつちゃんに笑ってほしい」
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37: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:24:00.84 ID:6yvjOkBr0
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京子「ちなつちゃん、今日は部活来るかなー」

以下略



38: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:24:31.06 ID:6yvjOkBr0
ちょうどどのクラスも帰りのホームルームが終わったばかりなのだろう、
私は一年生の波に紛れて、ちなつちゃんを探した。

結衣「あっ……」

以下略



39: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:25:04.80 ID:6yvjOkBr0
――――― ―― 

結衣先輩、どうして。
私の数歩後ろを歩きながら、ちなつちゃんが言った。

以下略



40: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:25:45.70 ID:6yvjOkBr0
結衣「だったらさ」

私はそれでも言った。
ちなつちゃんが、はっとしたように私を見る。

以下略



41: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:26:12.00 ID:6yvjOkBr0
私が言うと、ちなつちゃんは。
赤い顔のまま、こくんと頷いてくれた。
「これから先輩と私、恋人同士なんですね」と笑うその一瞬の間、ちなつちゃんの
表情が翳ったことに私は気付かない振りをして。

以下略



42: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:26:57.12 ID:6yvjOkBr0
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京子「あ、ちなつちゃん!」

以下略



43: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:27:38.97 ID:6yvjOkBr0
京子「まさかほんとに来るとは思わなかった、ちなつちゃん」

ぼそりと呟いた。
「え?」と聞き返すと、京子はちなつちゃんに触れられなくて手持ち無沙汰に
なったのであろう手をぶらぶらさせながら「だってさー」と言った。
以下略



44: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:28:04.48 ID:6yvjOkBr0
――――― ――

その夜届いたメール。
『件名:Re:
 本文:先輩に付き合おうよと言われたとき、嬉しくて死ぬかと思いました。
以下略



45: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:28:56.73 ID:6yvjOkBr0

家を出ると、ちなつちゃんがいた。
翌朝のことだった。

結衣「え、ちなつちゃん?」
以下略



46: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:29:37.73 ID:6yvjOkBr0
結衣「いつもの待ち合わせ場所で待ってれば良かったのに」

ちなつ「少しでも結衣先輩と二人きりになりたいんですっ」

結衣「そ、そっか……」
以下略



47: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2011/12/22(木) 12:30:06.88 ID:6yvjOkBr0
ちなつ「やっぱり、なんでもないです」

そう言って、私の腕に絡めた腕の力をこれでもかっていうくらい強くして、
「行きましょう」と元気に歩き始める。
半ば引っ張られる形になりながらも、私は「そんなに強くしなくても離れないよ」
以下略



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