203:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/07(土) 01:10:21.52 ID:UYdO573Zo
魔女も何とか一人で片付けられるようになった。
収束して消える空間を傍目に、剣を振るった上空からなんとか姿勢を崩さずに着地する。
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2012/01/07(土) 01:11:03.96 ID:UYdO573Zo
グリーフシード、悲しみの種。
絶望が絶望を産んで、生まれた絶望はまた誰かに押し付けられていく。
誰も幸せになれない。
魔法少女というシステムは、とことん皮肉に出来ていた。
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2012/01/07(土) 01:12:23.07 ID:UYdO573Zo
「まどか、あたし分かんないよ」
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2012/01/07(土) 01:13:16.85 ID:UYdO573Zo
「あたしもいつか死んじゃうのかな」
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2012/01/07(土) 01:14:05.18 ID:UYdO573Zo
「ダメだよ、死んじゃ」
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2012/01/07(土) 01:15:59.88 ID:UYdO573Zo
部屋の静寂を、まどか言葉が少しずつ壊していく。
その響きに、目覚めの喜びの感覚は、不穏な何かに塗り替えられていく。
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2012/01/07(土) 01:16:56.80 ID:UYdO573Zo
「この部屋にいたはずの、あなたを」
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2012/01/07(土) 01:17:55.87 ID:UYdO573Zo
強く揺さぶる。
どうか目を覚ましてと願いながら。
今のまどかは、こうして動いて喋っているけれど、起きていない。
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2012/01/07(土) 01:20:13.66 ID:UYdO573Zo
【Side:鹿目まどか】
正論だった。
わたしに言い返すことは、できなかった。
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2012/01/07(土) 01:22:59.30 ID:UYdO573Zo
到着したマミさんの家で出迎えてくれたのは、見たことのない女の子。
さも当然のように振舞うその様子に、一瞬だけパニックに陥ってしまう。
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