228:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/08(日) 01:00:29.22 ID:hECzvffYo
聞かされた内容は、悪夢だった。
この体はもはや容れ物でしかないこと。
わたしたちの魂は抜き取られ、ソウルジェムとして結晶化していること。
229:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/08(日) 01:02:00.38 ID:hECzvffYo
「おい、大丈夫か」
「っあ、うあ、うん」
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2012/01/08(日) 01:04:47.36 ID:hECzvffYo
「僕達は宇宙のエネルギー問題の解決に取り組んでいるんだ」
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2012/01/08(日) 01:05:38.29 ID:hECzvffYo
そう締めくくってキュゥべえは無邪気に笑った。
一切の悪意はそこになかった。
一切の善意もそこになかった。
その目はただひたすら、わたしたちが家畜を見る目そのものだった。
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2012/01/08(日) 01:07:32.16 ID:hECzvffYo
「まどか、大丈夫?」
「うん、なんとか」
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2012/01/08(日) 01:08:38.89 ID:hECzvffYo
とぼとぼと夜の街を歩く。
足取りは重い。
電灯の落とすわたしたちの影は長く伸びて、仄かな明かりの中に、黒々とした威圧感を放っている。
234:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/08(日) 01:10:57.99 ID:hECzvffYo
「ッ動けバカ!」
235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/08(日) 01:11:31.17 ID:hECzvffYo
「おっけーまどかは遠距離ね。援護しっかり頼むよ」
236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/08(日) 01:13:23.13 ID:hECzvffYo
ただし、現実は全く甘くなかった。
初めて戦う敵としては、どうやらこの魔女は、破格に強かったらしい。
影の密度はいつまで経っても衰える気配を見せない。
地面を走って近付く事はおろか、そもそも回避行動を続けるだけで精一杯だった。
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/08(日) 01:14:18.00 ID:hECzvffYo
「余所見してんじゃないよ」
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/08(日) 01:15:44.28 ID:hECzvffYo
「杏子ちゃん、すごいね」
「そりゃどーも、伊達に長く戦ってないから」
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