過去ログ - まどか「勇気を」
1- 20
289:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:56:43.27 ID:HSNU4VB3o

【Side:???】


ゆっくりと視界が開けていく。
以下略



290:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:57:44.31 ID:HSNU4VB3o

手も足も、体も顔も、どこもかしこもキズだらけ。
痛みが鮮明に、まるで今体験したものであるかのように、私の体の上でその存在を主張する。
体だけでなく、また心も、ぼろぼろだった。

以下略



291:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:58:46.15 ID:HSNU4VB3o


「違うよね」


以下略



292:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 22:59:31.77 ID:HSNU4VB3o


「約束する。絶対に、無駄になんてしないって」


以下略



293:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:00:23.70 ID:HSNU4VB3o

――――そして、目を覚ます。
開いた目に飛び込むのは天井。
いつも見てきた、何度も見てきた、白い古ぼけた天井。

以下略



294:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:01:06.44 ID:HSNU4VB3o


「おかえり、ほむらちゃん」


以下略



295:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:01:50.95 ID:HSNU4VB3o

窓から日差しが差し込む。
白と黒しかなかった病室は、次第にオレンジ色で染められていく。
陽光が照らし出すまどかの表情は、私が心から求めて、そして得られなかったはずのもの。

以下略



296:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:02:17.76 ID:HSNU4VB3o


「ありがとう、まどか」


以下略



297:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:02:47.40 ID:HSNU4VB3o

確かに私は弱かったけど。
こんなことが起きてしまって、それでもなお弱くあり続ける必要なんて、もうないよね?
不可能を可能にしてしまうのなら。
不条理を覆してしまえるのなら。
以下略



298:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/09(月) 23:03:49.51 ID:HSNU4VB3o

ゆっくりと、まどかは首を横に振った。
でもその瞳にあるのは拒絶の色ではなく、優しい優しい希望の光。


以下略



299:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[saga]
2012/01/09(月) 23:05:17.69 ID:HSNU4VB3o
以上です。
また明日。


428Res/302.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice