318:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/11(水) 00:30:25.45 ID:83RZktFxo
そのまどかの一言で、杏子の空気が変わった。
被っていた毛布を放り出し、髪をまとめることもせず、魔法少女へと変身して。
見せる表情は、怒り。
「マミの奴は、自分でそういう道を選んだって言っただろう」
「自分で自分のソウルジェムを壊そうとさえしやがった」
「あんだけ希望に満ち溢れてたくせにさ、皮肉なもんだよな」
「……無理矢理起こすってんなら、容赦しないよ」
私でもこれほどの敵意を向けられた事はなかった。
構えているわけでもないし、得物を取り出しているわけでもないのに。
佐倉杏子はドアの前に一人立ち塞がる。
その表情は、暗い。
こんなことにしか力を使えないことが、何よりも悔しいと、そう眼が雄弁に語っていた。
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