319:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/11(水) 00:31:31.88 ID:83RZktFxo
魔法少女の事実を知って、その結末に絶望して、といったところだろうか。
最悪の事態に発展していないのが不思議になるくらいだった。
まどかの言葉は止まらない。
なすべきことを見つけた彼女は、とても勇敢で、優しかった。
「無理矢理になんて、起こさないよ」
「わたしはほんのちょっと背中を押すだけ」
「ただ、マミさんがかつて懐いていた希望と勇気を、もう一度心の底に」
「立ち上がるか立ち上がらないか決めるのは、マミさんだから」
さやかがその言葉の後を継ぐ。
杏子とまどかと自身の右手、三様に視線を送りながら。
「なんかさ、みんなタイミングなんだよ。悪い状態に悪いことが重なるせいで必要以上に凹みすぎちゃう」
「あたしはそうだったから、そんでまどかに気付かせてもらったから」
「マミさんだって、もしかしたら同じかもしれない」
まあだからと言ってあんなことしちゃったのが許されるとは思ってないのですが、と苦笑して志筑仁美の方を向くさやか。
やや面持ちは重いものの、そこに絶望がある訳ではない。
二人の言葉を受けて、杏子は静かに横に動く。
その手をまどかはがっちりつかんで、杏子を引っ張りドアを開けて入っていく。
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