388:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:28:40.58 ID:Z92gKdK4o
【Side:鹿目まどか】
「いや、いや……いやだよ、こんなの、いやだよ」
「ほむらちゃん、さやかちゃん、マミさん、杏子ちゃん」
「どうして、どうして、こんな、あと少しなのに」
目の前には、地獄絵図。
ついさっきまで戦っていた仲間が、血みどろの中で転がっている。
杏子ちゃんが近付くなと言った、その意味は、こういうことだった。
暴風、竜巻の影響がここになかった原因はわからない。
でもそんなもの、今はどうでもいい。
頭は全然回らなくて、何をすればいいのか全くわからない。
みんな吹き飛ばされてしまった瞬間、とてつもなく嫌な予感はした。
でもそれがこんな形で実現するなんて、信じられなかった。
ほむらちゃんとさやかちゃんは、全身に凄まじい火傷を負っている。
マミさんは火傷だけじゃなく全身血塗れで、ほぼ力も尽き果てている。
そして手を広げて全員を受け止めた杏子ちゃんは、自分自身の赤と合わせて、真っ赤だった。
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