390:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:30:14.64 ID:Z92gKdK4o
その声は、わたしに向けられたものじゃなかった。
その声は、この状況を引っくり返せる彼女に、向けられたものだった。
「ごめん、ちょっと大変だったから……さ」
そして、眩い光が四人を包み込む。
癒しの願いを叶えた彼女が、その力を解き放つ。
自分自身も瀕死の状態で、それでも。
「……まどか、死んじゃダメだって、あたしに……言った、ね」
「その通りだわ、生きてれば、大抵何とか……なるもんだね」
癒しの力が、四人のいる空間を満たしていく。
さやかちゃんのほとんどの力を使い果たすほどのその行為は、確かにそこにいた魔法少女達を癒していく。
目を逸らしたくなるような火傷も、裂傷も、少しずつ消えていって。
光が晴れたとき、そこには傷一つない四人が、横たわっていた。
428Res/302.43 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。