過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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112: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/01/13(金) 21:07:21.97 ID:EogneVev0


「しかし『ミッキー』と『美樹』のコンビか。偶然とはいえ音楽の趣味も合うなんて、面白いなぁ」

「でも、薫くんの『幹』は名前なんですよね」

「双子の妹は『梢ちゃん』っていうんだけどね。そういえば、まどかちゃんはさやかちゃんと一緒に行かなくてよかったの?」


まどかの、包丁を動かす手が止まった。

切り終えた食材をまとめると、まどかは洗いものに取り掛かった。
ここから先の調理は、ウテナに任せなければならない。
自分では、まだまだ力不足だ。


「私、音楽のことはよくわからないし…。
さやかちゃんは上條くんの影響でクラシックとか色々詳しいけど、私は演歌くらいしか詳しくないから…」

「ミッキーは博学だから、知らなくても面白い話をしてくれるんだけどな…。って、演歌?!」

「あ、私好きなんです。小さいころからママが歌ってて、それで」


人は見かけによらないなぁ、と呟きながら、ウテナは炒め物に取り掛かる。
フライパンに食材を入れると、油で熱せられて肉や野菜の香ばしい香りが食堂を包んだ。
手早く調味料を入れながら、見る見るうちにおかずを作っていく。

やはり、普段から料理を作っている人は手際が違う。
まどかは、野菜を切るのにも時間がかかってばかりだ。
料理を作れるようになりたいと、主夫であるパパのもとで修行を行ってはいたが、なかなかその成果は表れない。
こうして手際の違いを見せられると、自分には料理の才能はないのではないか、そんなことを考えてしまう。








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