過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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28: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/01/02(月) 21:15:32.97 ID:bO/S5ghS0


「大丈夫だよ、まどか! 私たちは、向こうから招待されてきた人間。いわばお客様なんだから! 
 理事長さんも言ってたでしょ? 怖いことなんて何もないよ、まどか」

「うん…」

「それに何かあったら、文句を言えば大丈夫! こういう古い学校は評判とかそういうものを一番に考えているんだから。
 ちょっとそういうのをチラつかせれば、すぐに対応してくれるって」
 
 
 さやかのあんまりな意見に、まどかは思わず笑ってしまう。
 笑った拍子に、さっきまでの暗い考えは、どこかへ行ってしまった。


「うーん。でも、あんまりそういうことはしたくないかな」

「まぁ、すぐに慣れるってきっと。若いうちは何でもすぐ適応できるって、ウチの母親も言ってたし。郷に入っては郷に従えってね」

「さやかちゃん、それはちょっと違うよー」


 あれ、そうだっけ?とさやかは首をかしげた。

 さやかの透き通った明るい声は、まどかの耳によく響く。
 さやかが何か喋るたびに、まどかの心からは不安が消えていく。
 まどかにとって、さやかはかけがえのない友達だ。引っ越しをして、周囲に溶け込めないときに、手を差し伸べてくれたのがきっかけで、今に至っている。
 いつも元気で、引っ込み思案なまどかを引っ張ってくれるのが、さやかという存在だった。








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