過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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296: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/02/16(木) 23:12:18.11 ID:yIl73+7E0


「そのお話の結末が、これさ」


図書館の中央に、天上ウテナはいた。

飾られたようなその姿は一種のモニュメントのようだった。
彼女を見世物のようにしているこの場所が、まどかには不快に感じられた。


「女の子は、解放された彼女の代わりに憎悪を受けることになり、世界の風景からも消えてしまった。
もう誰も彼女のことを覚えていない。
世界を革命しても、誰もそのことに気が付かなかったのさ」


だれも、天上ウテナのことを覚えていない。

彼女は現実の世界では、どこかへ消えてしまった存在だった。
彼女は誰にも知られず、世界中の憎悪をその身に受け続ける。

こんなの、あんまりだ。

助けたい。
助けてあげたい。


「無理だよ」


まどかの考えを見透かしたように、男は耳元でささやいた。








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