過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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37: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/01/02(月) 21:48:20.70 ID:bO/S5ghS0


「夕食、喜んでもらえたかなぁ。腕によりをかけたつもりだったんだけど…」

「ウテナ様のお料理はおいしいですから。お二人も喜んでいましたよ」

「だといいけどな。明日からの料理当番はどうしようか。別にボクが作っても問題ないだけどなぁ」


 鳳学園では、食事は自分で用意するのが主流である。
 
 食堂もあるにはあるが、それは食事が用意できなかったときの駆け込み寺のようなもので、利用者はそれほど多くない。
 生徒の自主性を重んじるのが、この学園の教育方針だった。


「気を使わせるのも悪いですから、手伝ってもらうというのはどうでしょうか。その方がお二人も気が楽だと思いますけど」


 アンシーの提案に、ウテナは同意した。
 
 二人はお客さんでもあるが、一か月はこの学園の生徒でもあるのだ。あまり他人行儀にするのは、失礼だろう。
 一日も早く、まどか達にはこの学園に慣れてほしい。そのために、良き先輩でいようとウテナは考えていた。
 
 ウテナ達の住む東館の寮は、ウテナとアンシー以外は誰も住んでいない。

 それまで使われていなかった東館に住むことになったのは、『あの出来事』があってから決まった『生徒会』の取り決めである。
 そのため、誰か料理の得意な他の寮仲間が食事を作ってくれるということはない。
 幸い、ウテナは料理が得意なため、ここでの食事に不自由することはなかった。

 ちなみにアンシーは、かき氷・焼きそば・たこ焼き、と妙に作れるものが偏っていた。
 それを知った時は、今までこの学園でどうやって生きてきたのかと、この友人の食生活に対して不安になったものだ。








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