過去ログ - まどか「世界を!」ウテナ「革命する力を!」
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87: ◆ctuEhmj40s[saga]
2012/01/08(日) 21:37:47.01 ID:CFFDnvTf0

が―――。


「樹璃先輩はフェンシング部の主将で令嬢。
冬芽だって成績は学年トップ。
西園寺は剣道部主将っと。
伊達や酔狂で生徒会の役員に選ばれたわけじゃないからね、みんな選ばれるだけのものは持ってるよ。
まぁ、イコール尊敬できる人ってわけじゃないけどさ」


大学のカリキュラムにピアニスト。

今日話した同学年の生徒だというのに、それだけでまどかにとっては遠い存在だ。
同い年なのに、何が違ったというのだろう。
それだけで、気後れしてしまう。
これまで、自分が何もしてこなかったのではないか。そんなことを考えてしまうのだ。


「やっぱりすごいんですね、生徒会の人って…」
 
思えば、この学園に来てから、そんなことを感じてばかりだ。

これまでいた場所とは何もかも違いすぎる。
学生主体のパーティなど、まどかは出たことはない。
そういうのがあることは知っていたが、現実に行われているなど思ってもみなかった。


(これが、世界が変わるってことなのかな?)


出発前に母である絢子に言われたことを思い出す。
たぶん世界が変わるよ、と笑って送り出してくれた。

その時は大げさだなぁ、と思ったが、こうして実際に経験してみると、それが大げさでも何でもなかったことがわかる。

これは革命なのかもしれない。まどかの小さな世界の革命だ。

ならば、自分も何か変わることができるのだろうか。


「七実は。…なにかあったっけ?」

「お兄さんへの愛じゃないでしょうか?」

「それって、褒めることなのかな?」








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