過去ログ - オーフェン「クリスマスぅ……?」
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100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/12(木) 00:19:35.78 ID:T/gxrC/8o

「我は放つ光の白刃!」

 広場のフェンスの一つが衝撃によって吹き飛ぶ。
 オーフェンはそれを確認し、そこに"飛びこまなかった"。
 路地に身を翻し、さらに呪文を唱える。

「我は飛ぶ天の銀嶺」

 重力を中和し束縛から解き放たれる。地面を蹴って、建物の一つ、その屋根に降り立った。
 縁から見下ろすと、爆発したフェンスに人が集まっているのが見えた。
 正常な判断力を持っているなら思うだろう。オーフェンがそこからもうすでに入り込んだのだと。
 事実、しばらくもしないうちに人々は広場の中に殺到していった。

 それを見届けたところで、オーフェンは移動を開始した。
 屋根を伝って広場の別の入口へ。
 目をつけていたそこには人気は既になかった。

(よし)

 心もちそっと踏み込む。広場の地図を全て頭に入れていたわけではないが、予想通りならば、こちらには人は来ないはずだった。
 このまま引き換え場所を探し当てれば――



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