過去ログ - オーフェン「クリスマスぅ……?」
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61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/06(金) 16:40:42.19 ID:rOyUNMXuo
乙。相変わらず良い感じだ


62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/07(土) 11:51:26.48 ID:/BxQOnFSO
おお来てた




63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 22:43:12.70 ID:cmtUWFA3o

 昼少し前のトトカンタ市には、特に変わった様子はなかった。
 宿の立つストリートにはいつもと変わらぬ店やら住居やらが立ち並び、いつもと同じような人々が行き交っている。
 それらは日々少しずつ変化はしているのだろうが、四季と同じで体感できなければあまり意味はない。

以下略



64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 22:43:51.11 ID:cmtUWFA3o

 一抱えほどの全体的にピンク色の袋。男の腕の隙間から見えるその前面には、『福』と一文字書かれているのが見てとれた。

「なんだありゃ」

以下略



65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 22:44:33.65 ID:cmtUWFA3o

 キースはゆっくりとうなずく。

「あれは福袋、といいます。トトカンタ商店街が今年から始めた画期的な販売イベントなのですよ」
「福袋、か」
以下略



66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 22:45:00.08 ID:cmtUWFA3o

「金、足りんよ」

 店の男は無慈悲にそれだけを告げて、仕事に戻っていった。

以下略



67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 22:45:26.66 ID:cmtUWFA3o

「ですがご心配なく」

 追いすがるキースを引き離すため、歩みは自然早くなる。

以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 22:46:11.47 ID:cmtUWFA3o

「おいあんた! どこ見て――」

 声を上げかけたオーフェンに、男は振り向いて怯えた目を向けた。これ自体には別段妙なところはなかった。
 だが、彼は次の瞬間、怒りをあからさまにむき出しているオーフェンに自ら近寄ってきた。逃げ込むようにわたわたと。
以下略



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 22:46:36.92 ID:cmtUWFA3o

「……なんだこれ」
「あんたにも得はあるはずだ……確かに渡したからな!」

 それだけわめくと、男は一目散にその場を走り去っていった。呆然と見送る。
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/07(土) 22:47:06.01 ID:cmtUWFA3o

 上手く呑み込めずにさらに問うが、その前に激しい足音が近付いてきているのに気付いた。
 それに加えて荒々しい声も。

「どこ行きやがった!?」
以下略



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