過去ログ - 知久「今日はほむほむの特売日だ」
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819:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage]
2012/02/02(木) 19:38:09.99 ID:CNTzXrlU0
何日かに一度、玄関のドアが開きます。
そのたびにほむほむは玄関まで走って迎えにいきます。
でもそれは、いつも白くて長い服をきた人間で、いつも紙袋に入った食べ物を置いていくだけです。
ちょうど前に置いていった紙袋が空になるころに来るので、食べ物に困ることはありません。
ほむほむはお掃除を欠かしません。
ご主人から貰った大切なホウキとチリトリでせっせと部屋をきれいにします。
ご主人がいつ帰ってきても喜んでくれるように。
お掃除を頑張っていれば、きっとご主人が帰ってきてくれると信じて。
そんな毎日が、当たり前になってきたある日…
ほむほむがお掃除をしていると、ガシャ!と玄関のドアが開きました。
ほむほむはいつものように、玄関に駆け寄ります。
でも、入ってきたのは白くて長い服の人間ではありませんでした。
「ホムゥ!!」 ゴシュジンサマ!
とうとうご主人が帰ってきました。
待ちに待ったご主人です。
ほむほむは嬉しくて嬉しくて、跳ね回ります。
まどまどとこどもたちも、おうちから出てきて、一緒にご主人を迎えます。
「ホムホムゥ♪」
「マドマドォ♪」
「ミャドミャドー♪」
「ホミュウホミュウ♪」
みんな、満面の笑みでご主人の足元に集まります。
でも、ご主人はそんなほむほむたちが目に入らないのか、スタスタと部屋の奥に進んでいきます。
そして、ほむほむたちのおうちの前で立ち止まります。
それからゆっくりと足を持ち上げると、おうちを踏みつけました。
バキ! グシャ!
ほむほむたちのおうちは、あっという間に潰れてしまいました。
「ホ…ホムゥ?」
ほむほむはびっくりして、動くことができません。
ご主人は潰れたおうちを、ゴミ箱の中に放り込んでいきます。
ほむほむたちのおうちは跡形もなく、なくなってしまいました。
そしてご主人は、ようやくほむほむたちの方を振り向いてくれました。
でも既に暗くなり始めているお部屋では、ご主人の顔はよく見えません。
ご主人がほむほむを褒めてくれるときの、あの笑顔は見えません。
そして何も言わずに手を伸ばしてきます。
ほむほむは思いました。
そうだ、きっと頭を撫でてくれるんだ。
ご主人のいない間にも頑張っていたから、褒めてもらえるんだ。
でも、ご主人の手は、すっかり怯えているこどもたちの方へ向かいます。
そして、目に涙をいっぱいに浮かべている仔ほむを手に取りました。
「ホムゥ…?」
ご主人はこどもに一体何をするんだろう?
ほむほむがそう思うのと同時に、仔ほむの悲鳴が聞こえました。
「ホミャアアアァァ!」
ほむほむが驚いてご主人の手元を見ると、仔ほむの腕が引きちぎれています。
「ホムホムゥ!」
「マドォォォ!」
ほむほむもまどまどもあまりの事にオロオロするばかりです。
ご主人はそれに構わず、仔ほむのもう一方の腕と、両方の脚も次々と引きちぎっていきます。
その度に仔ほむは悲鳴をあげましたが、最後の右脚がちぎれたときには、もうなんとか聞こえるくらいの声しか出ていませんでした。
「ホ…ホ…ホミャ…ア…」
ご主人は、仔ほむと、それからちぎれた手足をゴミ箱にポイっと放り込みました。
そして次にブルブルと震えて、まどまどに抱きついていた仔まどを振り向きました。
ご主人は仔まどを掴むと、まどまどから引き剥がします。
「ミャドミャドォー」 オカアサーン
「マドマドー!」 コマドチャン!
仔まどの涙でグシャグシャの顔がどんどん離れていきます。
でもほむほむもまどまども、脚がガクガクして、頭が真っ白になって全然動けないのです。
そしてご主人は、仔ほむと同じように仔まどの手足を引きちぎっていきます。
「ミャデャアアアアァァァァ」
そして、全ての手足をちぎり終わると、ゴミ箱に放り込みました。
「ミ…ド…ミャド…オ…」
ゴミ箱の中から微かな声が漏れていましたが、すぐに聞こえなくなりました。
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