過去ログ - ちなつ「誰よりあなたを愛しています」
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1: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 20:10:24.15 ID:sN4DlgeR0

あまりにも突然だが、現在私、吉川ちなつと\アッカリーン/こと赤座あかりちゃんは同棲中である。

中学生のときに出会ってそのまま、一緒の高校に進み、大学生になったと同時に
私たちは一緒に暮らし始めた。

他に好きな人がいたこともある。
けれど今は、あかりちゃんのことが誰よりも大切だ。
きっとそれが周囲の人に嫌な気分を与えることになったとしても、私の気持ちは変わらないし変えるつもりもない。
あかりちゃんも、きっと同じだと笑ってくれるだろう。


2: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 20:27:59.58 ID:sN4DlgeR0

あかり「ちなつちゃん、起きて」

一日の始まり。
ここ最近、すっかり冷え込んでしまったためかベッドから出るのは億劫だ。
以下略



3: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 21:21:35.29 ID:sN4DlgeR0
―――――
 ―――――

あかりちゃんと同棲を始めてから、もうすぐで一年。
そして、あかりちゃんとちゃんとした恋人同士になってから一ヶ月。
以下略



4: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 21:49:45.16 ID:sN4DlgeR0
しばらくの呼び出し音のあと、あかりちゃんの「ちなつちゃん?」という声。
もうこの時間帯に電話することはあかりちゃんもわかっているのだろう。
前にちなつちゃんからの電話待ってるんだよと言っていたあかりちゃんのことを思い出して、
少しほくほくした気持ちになる。

以下略



5: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 23:19:00.39 ID:sN4DlgeR0
あかり『ちなつちゃんは今帰るとこ?』

ちなつ「うん、今日は寒いしさっさと帰ってあかりちゃんを待っとくね」

言葉通り、足が「さっさと」動くのは寒いからでもあるのだけど。
以下略



6: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 23:25:31.31 ID:sN4DlgeR0
あかり『ごめんね、切らなきゃ』

ちなつ「あ……うん」

誰かに呼ばれたのか、遠くから『はーい』というあかりちゃんの元気な声がした後、少し急いたような『じゃあまた後で!』私がもうちょっと頑張ってねとかなんとか言う前に、電話は切れてしまった。
以下略



7: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/06(金) 23:26:29.90 ID:sN4DlgeR0
短いですが今日はここまで
完結までゆっくり書いていきます、よろしければ最後までお付き合いくださいませ

それではまた


8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2012/01/06(金) 23:53:36.25 ID:bIoaHlQv0
予告してたあの話の続きか。
すごく楽しみにしてた。

こちらもゆっくり待ってます。


9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/01/09(月) 00:55:02.95 ID:/tYeVkCRo
ちなあかマジ俺得

>>8
えっ、前日譚があるの?
よければタイトルとか教えてくれると嬉しい


10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/01/09(月) 01:02:53.53 ID:MgdzQfe3o
>>9
『あかり「ずっとずっと一緒にいられたらいいよね」』でぐぐれ


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/09(月) 01:56:30.75 ID:w1tKGfWSO
>>10
>>9とは別人だけどありがとう
俺も気になってたんだ


12:9[sage]
2012/01/09(月) 02:28:18.50 ID:/tYeVkCRo
>>10
おおっ! 見つけられたよ、サンクス!


13: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/09(月) 16:24:23.94 ID:MPhPVO2a0
この話は>>10で書いてくださってあるとおり、
あかり「ずっとずっと一緒にいられたらいいよね」の続編になっております。

最初に記入しておいたほうが良かったでしょうか、申し訳ありません。
一応の続編なので、前作も併せて読んでくださると嬉しいです。
以下略



14: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/09(月) 16:25:54.29 ID:MPhPVO2a0
―――――― ――

「ただいまぁ」と声がしたのは、お昼のワイドショーも終わって夕方のニュース番組が始まった頃だった。
ちょうどテレビ画面に同世代の女の子たちが街に出て遊びまわっている姿をレポートしているのが映っていたから、ほんわかしたあかりちゃんの声が嬉しかった。
せっかく親元から離れて暮らしているのだ。それなりに遊び歩きたい年頃でもあるのだし、よく「それならあかりちゃんと一緒に出かければいいのに」と言われることだってある。でもそういう人たちは私たちの関係を知らないし、二人で外を並んで歩くのは少し――。
以下略



15: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/09(月) 16:26:39.41 ID:MPhPVO2a0
ちなつ「みんな気が抜けてるんだよ」

あかり「お正月とっくに終わっちゃったのに」

ちなつ「だからよけいにでしょ」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/17(火) 00:32:32.75 ID:ruJMbYbz0
どうしたんだ


17: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/17(火) 22:12:45.97 ID:ScdaaqEP0
まとめて投下をするつもりだったのが結局ほぼ進まずにだいぶ間を空けてしまいました、すみません

現在進行形で詰んでいますゆえ、投下できてもまた数レスほどになってしまうので、まとめて投下できそうになれば
投下します
自分でも予想以上に遅い投下間隔になっておりますが、まったり待ってくださっていたら嬉しいです
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[sage]
2012/01/17(火) 22:23:20.75 ID:igGU80S50
おう、楽しみにしてるぜ


19: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/28(土) 00:29:27.66 ID:eBj5An1E0
ちなつ「あかりちゃん」

本当は、あかりちゃんを待つことは当たり前なんかじゃない。
当たり前なんだけど、当たり前なんかじゃなくって。
あかりちゃんと一緒にいる時間は大切。だけどそこにはきっと、少しの恐怖も混じっている。あの日のあかりちゃんの涙。あかりちゃんの言葉。
以下略



20: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/28(土) 00:29:59.35 ID:eBj5An1E0
ちなつ「……大好きだよ、あかりちゃん」

困らせたい。だけど、困らせることが怖い。
あかりちゃんは「突然言われたら照れちゃうよぉ」と言葉通り照れ臭そうに笑ってくれただけだった。
それでもいつの日か、大好きだよと言う言葉でさえ、あかりちゃんを困らせてしまう日が来るのだろうか。そう思うと、無性にあかりちゃんが恋しくなって、こうして
以下略



21: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/01/28(土) 00:31:20.31 ID:eBj5An1E0
あかり「ふぁ……」

勢いが、強すぎたのかもしれない。
あかりちゃんの身体がふらりとよろけて、テーブルの角に腰をぶつけたみたいだった。「いたっ」と声がして、つい手を離してしまう。
それであかりちゃんの身体は支えを失って、さらに後ろへ傾いだ。あっと手を伸ばす間もなく、あかりちゃんはペタンとフローリングの床に尻餅をついていた。
以下略



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