過去ログ - 「そっか、幸せだったのか。インデックス」
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741:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2012/08/17(金) 18:49:24.47 ID:ItwxoEJAO


ようやく神裂とステイルも三沢塾に到着し、美琴達と北棟4階で合流することが出来ていた。

美琴にこれまでの三沢塾での話しを聞くと2人は目を剥くことになる。

神裂「本当に黄金練成を、アウレオルス=イザードが?」

神裂が驚愕を示し、

美琴「みたいね」

ステイル「バカな、詠唱だけで200年以上かかると言われてるんだぞ」

ステイルは疑念を示す。

美琴「さあ……」

科学側にいる美琴にはある程度の推測がたつ。

一基のコンピューターで膨大な時間がかかる処理も他のコンピューターとリンクして並列処理すれば効率化される。

一年前、木山春生が『樹形図の設計者』の代わりにしようとしたネットワークも同じ思想だ。

ネットワーク、並列処理による効率化。

『グレゴリオの聖歌隊』のレプリカによる生徒2000人の詠唱。

魔術式ネットワークシステムによる並列処理。

三沢塾の中に広がる惨状はその結果。

美琴「本当に魔術師って言うのは」

美琴が口を噤む。

神裂はその後に続く言葉がわかり

神裂「自らの望みのために手段を選びません……」

美琴の言葉を繋げる。

神裂も横たわる生徒達を痛ましげに見ている。

幸いなことに生徒達は操られて詠唱を行い微弱な魔力を精製していただけで魔術を発動したのは『核』。見た目は酷くとも命にかかわるほどの決定的なダメージを受けた生徒は居ない。

それが神裂と生徒達の応急処置を行っている白井、初春の見立てだった。

ただ一人、上条達が集合した時、既に事切れていたローマ正教十三騎士団の騎士と思われる者を除いて。

白井と初春が応急処置をして回っているが2000人を相手にしては対処しきれない。

命に別状ないとはいえ早くアウレオルスと決着をつけ病院へ搬送すべきところである。

神裂に美琴も応急処置を手伝いながらこれからの対応を思案していた。




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