4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage saga]
2012/01/11(水) 01:14:21.38 ID:LFooJzIg0
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
道すがらメアドを交換した私と青髪の人はビルとビルの間を通っていた。
薄暗い路地だがこちらを通らないと大分遠回りをしてしまうそうで、仕方なく青髪の人につきしたがって後ろをついていく。
そこまで長い路地ではないみたいで、向こう側の景色も青髪の人の肩越しにちらちら見える。
「あ、そこ段差あるから気いつけな」
「はい」
段差どころか隣のビルなどから配管なども伸びてたりするからうかうか前ばかりは見れないのだけれど。
「ほい、こっからなら周りに同じ学校の子も居るから迷わんと思うわ」
路地から抜けるとさっきの通りとは打って変わって人通りが激しくなっており、青髪の人の言うとおり私の着ている制服と同じ制服を着た子もいる。
「ありがとうございました。わざわざ送っていただいて」
「ええよ、ええよ。君みたいな美少女と朝一緒に歩けたうえにメアドも教えてもらえたし」
う、謙遜してるのかマジで下心なのか分からない人だな・・・・・・
「ほな、僕は僕の学校行くわ。またね」
そう言うと青髪の人はさっき来た路地の中へと姿を消した。
まぁ総合的に見ればいい人だった、かな?
「っと私も急がなくちゃ!ちゃんと間に合うかなぁ?」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「う〜い〜は〜るっ!!」
「きゃっ!!」
いつものように親友の初春のスカートを勢いよくめくる、もちろん男子には見えない角度、タイミングを絶妙に見計らってだ。
伊達に一年近く初春のスカートをめくってはいない。
「もう佐天さん!やめてくださいっていつも言ってるじゃないですかぁ〜!」
「いや〜〜〜ごめんごめん。初春がかわいいからついやっちゃうんだよね〜」
頬を膨らませて抗議する親友は相も変わらず小動物的でかわいいなぁ。しみじみと思う。
「次からは本当にやめてくださいね」
「は〜い、善処しておきま〜す」
もちろんやめるつもりはさらさらない。
なぜなら私はこの世で一番好きなのは初春のスカートをめくることなのだから。というのはいいすぎかな?
51Res/65.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。