過去ログ - 式「誰だ、オマエ」 太子「聖徳太子です」
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(大分県)
[saga]
2012/03/05(月) 23:37:42.80 ID:+VP+UthX0
志貴「式さん、わざわざ来てもらって悪いけど秋葉が居ないみたいなんだ。だから報告は取り消しで」
式「なんだ、何もないのか。ならオレ部屋に戻ってる。用があったら呼んでくれ」
太子「私も戻る・・・。海の底の貝になりたい・・・。・・・ションボリタイシ・・・」
二人は部屋に戻って休むらしい。両儀さんはともかく、あの二人と町を回った太子さんの体力と精神力はゼロだろう。
町を回る最中、アルクェイドとシエル先輩が俺と太子さんを比較する度に散々変な名称で呼ばれ続けていた。
腐った酢、折れた割り箸、マーキングされた電柱、川原に捨ててある本、トイレの側溝などの様々な呼び名が飛び交っていた。
何か聞こえる度に逃げようとしていた太子さんだが、両儀さんと離れられないという理由で逃げ出すことは出来なかった。
そのせいだろう。たった一日で太子さんの髪の大半は白く染まってしまった。
極度のストレス下におかれた人間は短期間で髪が白くなるという噂は本当だったのか。
志貴「太子さん、強く生きろ・・・」
アルク「志〜貴。みーつっけた」
志貴「ア、アルクェイド!?なんでお前がここにいるんだよ。帰ったんじゃなかったのか」
アルク「なによその顔は。私がここにいたらダメなの」
志貴「いや、駄目ってワケじゃないけど・・・」
翡翠「ここにおられましたか。アルクェイド様、勝手に屋敷に入られては困ります。どうかお引取ください」
アルク「あ、来たなメイド二号。私勝手に入ったわけじゃないもーん。ちゃんと入る時お邪魔しますって言ったもんね」
アルクェイドを追いかけるように現れた翡翠。どうやら無断で屋敷に侵入してきた賊を追ってきたらしい。
アルクェイドに常識はあるのだが、それを守ろうとする機能が欠けている。なまじ常識を知っているだけに性質が悪い。
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