過去ログ - 式「誰だ、オマエ」  太子「聖徳太子です」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage saga]
2012/01/12(木) 22:10:45.04 ID:rRxX2M8l0
「―――――――」

目の前のモノが何かしゃべっている。ゆっくりと、手を伸ばしてくる。何がおきているのか理解できない。
ふと、右手に温もりを感じた。その手は大きく、優しく慈しむように包んでくれている。

幹也「・・・やっぱり君は傷だらけだ。傷いて傷いて、それでも自分を許せない。ならせめて、側に居させて欲しい」

聞こえたのは幹也の声。

式「私はもう一人殺している」

一生で殺していいのは一人だけ。なら私は私を殺せない。罪を背負えない。

幹也「知ってる。言っただろ。君を一生、許さないって」

ああ、確かに言ってくれた。・・・嬉しかった。でも、私には殺人衝動がある。いつか誰かを殺してしまう。
今まで大丈夫だったのは偶然ではなく、両儀式はそれは哀しいことだと知っているから、と言ってくれた。
でもダメだった。私は、結局幹也の言いつけを守ることができなかった。人を殺してしまった。

幹也の首から血が滴る。それでも、アイツはまっすぐ私を見ている。



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