過去ログ - 一方通行「あァ?魔法少女だァ?」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2012/01/15(日) 18:06:16.19 ID:cy5OwnFe0
一方通行「それじゃァ、一足先に帰るぜ。色々制限があってなァ」
ミサカ19140号をおぶって走るために長時間演算制御していたこともあり、バッテリーはそろそろ充電したい頃合だった。
ほむら「待って。どこに滞在しているの?」
一方通行「見滝原総合病院だァ。つっても、受付で聞いてもわかンねェだろうよ」
秘密裏の部屋に、秘密裏の出入り口を利用して出入りしているためである。
ほむら「なら、携帯番号を教えて。」
一方通行「あァ?何でお前に教えなきゃなンねェンだ」
ミサカ19140号「そのとーり、一方通行の気持ちはミサカに一方通行なのよ!連絡先交換だなんて、恐れ多いこと甚だしいわ!
と、ミサカは恋敵に宣戦布告を宣言します」
ほむら「貴方達の邪魔をするつもりはない。私だってまどか一筋よ。
インキュベーターの企みを食い止めるための情報提供の為にしか使わない。約束するわ」
一方通行「もし約束を破ったら?」
一方通行(覚悟を確かめてやる。
コイツにとって1万人以上の同級生を殺した、正真正銘の化け物と手を結ぶ為には、生半可なモノを賭けちゃいけねェンだ)
ほむら「……私の右腕を差し出すわ」
一方通行「ほォ……?もしどォでもいい内容の為に電話をかけてきたら、テメェの右腕俺に差し出すンだな?」
ほむら「ええ。約束するわ。有無を言わさず、容赦なく捥げばいい」
一方通行(大した覚悟だ。こいつはヒーローに何を言われても、信念を曲げないタマだな。
このガキは――正真正銘のヒロインだ)
一方通行はアンケート用紙の裏、下に電話番号と、上に「無駄な電話を掛けたら右腕を差し出す」という契約を記した。
一方通行「サインしな。上半分はもらっておく」
ほむらがサインすると、その名前の上下で割れるように破った。下半分だけほむらが受け取る。
一方通行「じゃァ、そォいうことで。」
一方通行は自分とミサカ19140号の分の料金を置いて、去った。
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