289: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:02:11.99 ID:0pJSZQGw0
あぁ・・・これではいつも通りだ。
ここからもう一歩、先に踏み出すにはどうすれば・・・
(そもそもどうやって、私の想いを伝えれば・・・)
290: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:03:09.06 ID:0pJSZQGw0
でも、言わなきゃ伝わらない。
『あいつには、直接言ってあげないと絶対に気付かないんだから』
291: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:04:12.41 ID:0pJSZQGw0
「そ、その・・・たまたま、雑貨のお店で見かけて、可愛いなって思ったから。そう。それだけなんだから!」
「わぁ・・・リボンだぁ!」
292: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:06:32.48 ID:0pJSZQGw0
今更だけれど、怖い、と思った。
想いを受け入れてもらえない怖さはもちろんのこと、真剣な言葉がいつもの調子で“友達として”伝わってしまうのではないかという雰囲気すら感じてしまう。
言葉を口にしても、真意が伝わるとは限らないから。
293: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:07:19.59 ID:0pJSZQGw0
「綾乃? どうしたの? 何か言ってよ〜」
「か・・・」
294: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:09:13.95 ID:0pJSZQGw0
ーーーガタンッ!
「う・・・」
295: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:10:24.36 ID:0pJSZQGw0
「わたしは大丈夫だよ、それより・・・もうちょっと、このままでいい?」
「え、え?」
296: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:14:43.68 ID:0pJSZQGw0
「わたし、綾乃のことね、好きかも」
「へ、へぇ・・・って、えっ? ええええ?」
297: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:15:37.55 ID:0pJSZQGw0
あまりにも、唐突すぎる展開だった。
相手が先に告白をしかけてくるとはまるで予想が出来なかった。
しかも、こんな形で、抱き合った状態で。
298: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:16:41.50 ID:0pJSZQGw0
「ふぇぇ・・・」
「落ち着いたかしら?」
299: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:17:46.82 ID:0pJSZQGw0
「分からないよ・・・綾乃の事、ずっと気になっちゃて、色々考えたけど・・・良くわかんない」
「ええ・・・」
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