279: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:47:26.38 ID:0pJSZQGw0
私が遅くなったせいで、すでに解散した後なのだろうか。
いや、千歳から催促のメールが届いてから数分も経ってはいないはずで、それは考えにくかった。
それなら、なぜ・・・
280: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:50:37.16 ID:0pJSZQGw0
ますます混乱していた所に、急に歳納京子の顔が現れて変な声が漏れてしまった。
どうしよう、変な子だと思われてないだろうか・・・。
「それで、綾乃の用事ってなに〜?」
281: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:51:53.61 ID:0pJSZQGw0
▼
282: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:52:50.71 ID:0pJSZQGw0
さて、この春から晴れて中学生となった私は、未だに部活動を決めかねていた。
生来の引っ込み思案ぶりを発揮してクラスメイトともあまり親しくなれていない。
そのため、部活動を決めるということは、友達選びとしても重要な事だった。
283: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:54:43.42 ID:0pJSZQGw0
『誰もいないならまぁ、いいか。また今度・・・』
入り口に立ち尽くしていても仕方ない、そう思って踵を返そうとした瞬間だった。
284: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:56:11.25 ID:0pJSZQGw0
半ば強制的に、その生徒は何かのプリントを私に託すと、どこかへ駆けて行ってしまった。
茶色の長い髪をなびかせて走るその生徒の事は、もちろん知らなかった。
おそらく他のクラス、あるいは上級生かもしれない。
285: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:57:14.57 ID:0pJSZQGw0
再び声を掛けられて、振り返ると、何となく見覚えのあるクラスメイトがそこに居た。
『うち、池田千歳いいますぅ。杉浦さんと同じ組やねんで』
286: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:58:11.10 ID:0pJSZQGw0
▼
287: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 01:59:19.18 ID:0pJSZQGw0
(船見さんに、ここまで仕組まれちゃったら、仕方ないわよね・・・)
ただ、少しおかしな点もないわけではない。
あの、千歳のメールは何だったのか。
288: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:01:09.23 ID:0pJSZQGw0
「歳納京子。これを、受け取って」
「おお。何なに?」
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