45: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:12:51.44 ID:bIt6DJVy0
歳納京子をベッドに移動させている間、ずっと私は彼女と密着していたわけで、言うまでもないが死ぬほど緊張した。
私が風邪を引いているわけではないのに、余計な汗もかいてしまった。
勝手とは思ったけどタオルや洗面器を静かに拝借して、彼女の部屋まで持ち込ませてもらった。
額に氷と水で濡らしたタオルを当てても、歳納京子は苦しそうだ。
「綾乃・・・ごめんね」
「私の事はいいから休んでいなさいよ」
「うん、ありが、と・・・ケホッケホッ」
つい一時間ほど前までの元気がウソのようにしおらしい。
力なく笑みを作るも、すぐさま咳に邪魔をされてしまう。
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