過去ログ - 律「閉ざされた世界」
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184:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:42:26.68 ID:3MkZB8Lw0
「純も何やってるのよ……」


不意に梓が呆れた表情で呟く。
梓の視線の先ではパジャマをはだけさせた純ちゃんがドーナツを食べていた。
以下略



185:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:43:28.67 ID:3MkZB8Lw0
……にしても、憂ちゃんのマッサージがこんなに上手いとは思わなかった。
プロクラスだぞ、これ。
いや、プロのマッサージを受けた事はまだないけどさ。
きっといつも家で唯にマッサージを頼まれてるんだろう。
だらけた唯を笑顔でマッサージする憂ちゃんの姿が目に浮かぶ。
以下略



186:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:43:54.95 ID:3MkZB8Lw0
梓が呆れた顔を浮かべて純ちゃんに言い放つと、
てへっ、ってさわちゃんみたいにして純ちゃんが舌を出した。
その姿は本当にさわちゃんとよく似ていた。
実は梓からのメールにあった話なんだけど、
純ちゃんが軽音部に入ってさわちゃんとの絡みが増えて、二人の行動がかなり似て来てるらしい。
以下略



187:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:44:21.47 ID:3MkZB8Lw0
その一瞬、私は見逃さなかった。
去年、修学旅行の京都土産にプレゼントしたキーホルダーが、梓の学生鞄に付けられてる事に。
梓がそれをまだ付けてくれている事に。
大切にしてくれてるんだな、ってすごく嬉しくなる。
私達五人揃って『け』『い』『お』『ん』『ぶ』になる、おそろのキーホルダー。
以下略



188:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:44:50.59 ID:3MkZB8Lw0
「憂ちゃんのマッサージ、気持ち良かったぞ。
そんなに溜息吐いてないでさ、後で梓もやってもらえよ。
憂ちゃんにマッサージしてもらえば、そんな気持ちも吹っ飛ぶぞ?」


以下略



189:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:45:20.59 ID:3MkZB8Lw0
「ど……、どうしたんですか、急に……?
私……、謝られるような事、律先輩にされてないですよ……?」


「いや、無理するなって、梓。
以下略



190:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:45:51.95 ID:3MkZB8Lw0
軽く視線を向けてみると、梓が寂しそうな表情になってる気がした。
やっぱり、唯に抱き着かれなくなるかもしれないのが寂しいんだろうな。
私は梓を安心させるために、梓の頭に軽く手を置いて微笑んだ。


以下略



191:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:46:18.27 ID:3MkZB8Lw0
「律先輩?」


梓が不安そうに私の顔を覗き込む。
私が何も言わなくなった事を不審に思ったんだろう。
以下略



192:にゃんこ[saga]
2012/03/04(日) 14:47:06.79 ID:3MkZB8Lw0


今回はここまでです。
後輩が意外に活躍していますね。


193:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/03/04(日) 19:54:02.12 ID:XZCxLWxeo



194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/03/05(月) 04:36:02.31 ID:YFCDBiVZo
乙です


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