430:にゃんこ[saga]
2012/05/13(日) 17:53:51.01 ID:To/8p/je0
「えへへ……、りっちゃんの手……、気持ちいいな……。
ありがと……ね……」
まったく……、おまえ、今凄い熱なんだぞ……。
お礼なんてやめてくれよな……。
お礼なんてなくたって、何だってやってやるからさ……。
澪はそんな私達に目を細めてくれてたみたいだけど、
不意に真面目な声色になってから、唯に向けて言った。
「律の手の冷たさを感じるのもいいけど、折角起きたんだ。
辛いだろうけど、身体を起こしてくれるか?
汗を拭いて、服を着替えよう。
服が汗を吸って凄い事になってるからな」
「ええぅ……?
恥ずかしいなあ……」
「病人が恥ずかしがるな。
と言うか、毎日やってる事だろ?」
澪が微笑んで突っ込むと、唯が軽く頬を膨らませた後で笑った。
頷いて布団をどけると、汗でびっしょりのパジャマを脱ぎ始めようとする。
だけど、熱のせいだろう。
手元が震えてパジャマのボタンを外せないみたいだった。
私は唯の手を握ると、その手を使って一緒にボタンを外してやった。
意外とかなり膨らみのある唯の胸が露わになる。
羨ましい……と思うよりも、心配になった。
パジャマの下の唯の肌は胸も含めて、熱のせいで真っ赤になってた。
早く少しでも楽にしてやらないと……。
私は澪に唯のパジャマを手渡すと、代わりにタオルを受け取った。
背中から丁寧に汗を拭いていってやる。
くすぐったいのかたまに変な声が上がってたけど、それは気にしない事にした。
背中を拭き終わり、前も拭こうとすると、私の手は唯にの手に力無く握られた。
唯が照れたように呟く。
「ま……、前は自分でやるよう……」
「遠慮するな」
「え……、遠慮じゃなくって……」
「そんな力の入らない手で汗が拭けるかっての。
いいから私に任せたまえ、唯隊員」
「むー……、りっちゃんのえっちぃ……」
「誰がエッチだ。
ほら、パンツも脱がすぞ。変に動くなよ」
「んもう……」
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