過去ログ - 許嫁「末永く宜しくお願い致します!」その2
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833: ◆vF1GrLS8msUg[sage saga]
2012/02/10(金) 21:30:09.52 ID:11G3yRXAO

いつも通り黙って伝票を奪うと支払いを済ます。
相談された子から嬉しそうな顔を向けられ、ちょっと優越感に浸れる瞬間だ。

入口で別れると、許嫁と二人きりの時間が訪れる。


今日は本屋に寄ることになった。
新しい料理本が欲しいらしい。

許嫁は買い物自体が楽しいのか、こういう時はじっくり吟味して買う物を選ぶ。
オレは立ち読みしながら待つことにした。

取り敢えず適当なファッション雑誌を手に取る。

とはいえ、あまり興味はないし、許嫁からもこれ以上格好良くならないで下さい、と言われている。
どうやら、知らない女の子が寄ってくると嫌だかららしい……
そんなにモテるわけないだろうが。
むしろ、こっちが心配なんだが……

サラッと流し読みすると、つい目線が大人向けの雑誌に向く。

許嫁がまだ迷っているのを横目で確認し、一冊を手にとりページをめくる。

勿論、開いたのはお姉さん特集。
昔の一件から、シスコンというかお姉さん好きになっているのは否定しない。

つい夢中になっていると、左耳に激痛が走った。
いつの間にか背後に素晴らしい笑顔の許嫁が立っており、オレの耳を捻り上げている。

そのまま、引きずられるようにレジへ連れて行かれた。
勿論、料理本の代金はオレ持ちだ。




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