過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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11: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/01/19(木) 04:25:08.62 ID:QjgwlDIYo
サキュバスA「さて。とりあえず、お聞きしましょうか?」

大袈裟に手を振りながら近づき、腰を落としてワルキューレの耳元に口を寄せる。

サキュバスA「ねぇ。……あなた、『処女』?」

ぞわりと寒くなるうなじの感覚が、全身に広がった。
一音一音がはっきりと聞こえる、歯切れ良い淫魔の囁きが全身の細胞へ染み込む。
一種の呪文かとも疑うほどに、感覚を極めて鋭敏にさせる韻律。

ワルキューレ「なっ……!何を……貴様っ!!」

サキュバスA「顔を真っ赤にさせちゃって……ふふ、可愛いわぁ。さて、本題に入りましょうね」

ワルキューレ「何だと……?」

サキュバスA「私達の国で、何をしてたのかしら?……まぁ、私としては吐かないでくれたほうが楽しいけれど」

ワルキューレ「…ふん。それが人に物を尋ねる態度か」

サキュバスA「あらあら。……やっぱり血の巡りが悪いのねぇ」

頬に優しく手を添えられる。
認めたくはないが、冷え切った肌にじんわりと暖かい。
淫魔の手に、温もりを感じてしまったのだ。
驚きながら、その瞳を覗き込んでしまう。
――そう、『淫魔』の瞳を。

サキュバスA「質問でも尋問でもないの。――これは、『拷問』なのよ?」


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