過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)
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6:さびしんぼ 2/6 (お題:ずる休み)  ◆lIMoc3EH5Q
2012/01/24(火) 21:52:57.13 ID:8CCH9KsV0

 今日は体育の授業だ。大学に入ってまで体育をやらされるとは思ってもみなかった。おまけにこの授業、再履修
なのだ。去年はサボりにサボりまくった。結果、出席日数が足りなかった。落とした時の絶望感と言ったら。友達
にも笑われた。まぁ自業自得だ。出席さえしていれば取れる授業だったのに。おかげで肩身が狭い。まわりは一年生
だらけである。ストレスである。そして今日はサッカーだそうだ。適当にやって凌ごう。
 と思っていたのだが、いざやりだすと白熱するのである。体当たりなんてしちゃって。
 ボールは奪えず、敵の体が直撃する。
 「うっ」
 思いっきり右足首を捻った。激痛が走る。体が傾いていく。ああ倒れるのか。
 ___そこで目が覚めた。
 「……夢?」
 「二度寝したつもりだったのに……」
 時計は一限開始時刻よりも少し前。気分が乗らなくて体育はサボったつもりだったのに。体は授業にいけと言って
いるみたいだ。さすがに二度も再履修したくなかろう。と言っている。たぶん。
 「………行くか……」

 「じゃあ、早めに行ってくださいね。靭帯が剥離しているかもしれませんし。」
 「はぁ…」
 私の気のない返事が響く。
 「とりあえず湿布出しときますから。はい」
 と、看護師さんが湿布を貼ってくれる。ちょっと美人だ。なんか嬉しい。
 「整形外科はここがいいですよ。はい地図」
 「どうも…」
 「それじゃ、お大事に。あ、杖はいいですか?」
 「まぁ、何とか歩けますし。いいです」


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