過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)
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745:裏切りのガーデン(お題:ロリ) 1/7 ◆pxtUOeh2oI[saga]
2012/07/29(日) 23:32:59.68 ID:+qxTtRJto
「はやと先生呼んできてって、あやこ先生に言われたー」
 元気なあふれる男の子が向こうから駆け寄ってきて、そんなことを僕に言った。
 ここはとある保育園の砂場、僕はこの園の下っ端保育士で、今は園児の子らとトンネルを作っているところだっ
た。
 秋は涼しく外で遊ぶのに心地良い。あのクソ暑かった夏が嘘みたいだ。
以下略



746:裏切りのガーデン(お題:ロリ) 2/7 ◆pxtUOeh2oI[saga]
2012/07/29(日) 23:33:47.78 ID:+qxTtRJto
明した。
 あやこ先生の目がさらに鋭さを増す。
「はやと先生、今日、ゆきのちゃんに何か言いませんでした? ゆきのちゃんを叱るようなこととか」
 たしかに、さっき砂場で遊んでいたら、ゆきのちゃんがやってきて一悶着あった。おままごとをしようとか言
われたので、「別の子と遊んでいるので後でね」と答えた。そうしたら少しわがままを言ったので、軽く怒った
以下略



747:裏切りのガーデン(お題:ロリ) 3/7 ◆pxtUOeh2oI[saga]
2012/07/29(日) 23:34:17.20 ID:+qxTtRJto
なことを除けば、これと言って男子トイレと違いもない様子だった。
「へんたい! なんで女の子用なのに入ってるの」
 女子トイレで響く、ゆきのちゃんの第一声が、へんたいだった。まあ、あながち間違いでもないので良しとし
よう。
「先生はね、ゆきのちゃんの味方だから、ゆきのちゃんのところにやってくるんだよ」
以下略



748:裏切りのガーデン(お題:ロリ) 4/7 ◆pxtUOeh2oI[saga]
2012/07/29(日) 23:34:47.57 ID:+qxTtRJto
「二年があとちょっとっていう感覚はあやこ先生ならともかく、四歳の子供には通用しないと……」
 殴られた。
「それに、僕としては本当は十二歳ぐらいが一番好みで……」
 蹴られた。
「ちょっと待っててね、ゆきのちゃん。はやと先生と話をつけて……お話してくるから」
以下略



749:裏切りのガーデン(お題:ロリ) 5/7 ◆pxtUOeh2oI[saga]
2012/07/29(日) 23:35:16.76 ID:+qxTtRJto
は終わる気配をまったく見せずに、一部の園児達は向かいに来られた親御さんに連れられて帰宅するような時間
になっていた。
「ゆきのちゃんのお母様が見えられました」
 園長がおそるおそるという表情で入り口から顔を出し言った。
「はい」あやこ先生がどこかの営業戦士みたいな声を出す。「お母さんの前で、変なこと言うなよ」
以下略



750:裏切りのガーデン(お題:ロリ) 6/7 ◆pxtUOeh2oI[saga]
2012/07/29(日) 23:35:46.42 ID:+qxTtRJto
 僕とあやこ先生はもう一度、ゆきのちゃんの待つ女子トイレに向かう。僕は夜の女子トイレに躊躇なく足を踏
み入れた。できれば園児用ではなく、どこかの学校のほうに足を踏み入れたいがそれはまた別のお話。
「ゆきのちゃん、お母さんは帰ったよ」
 返事はない。
「今日はもう遅いから僕とあやこ先生と一緒に帰ろう。それで明日は朝から一緒に遊ぼう」
以下略



751:裏切りのガーデン(お題:ロリ) 7/7 ◆pxtUOeh2oI[saga]
2012/07/29(日) 23:36:17.28 ID:+qxTtRJto
「もう怒ってないよ。ほら、いつも怖いあやこ先生だって怒ってないでしょ」
 いきなりふられたあやこ先生は微笑んで、ゆきのちゃんを抱きしめた。ゆきのちゃんの泣き声はさらにさらに
大きくなる。
「僕たちはゆきのちゃんの味方だからね、悪いことしたらちゃんと怒るけど、ゆきのちゃんのことは大好きだか
ら」
以下略



752: ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:38:07.44 ID:8q5/v6ip0
投下乙
では自作を投下します


753:彼女たちの絆(お題:ロリ) 1/8 ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:39:01.38 ID:8q5/v6ip0
 食べる。食べる。食べる。
 机の上に並べられた山盛りのスイーツが次々に消えていく。ショートケーキ、ミルフィーユ、杏仁豆腐etc……
 終いには、私が取ってきたババロアまでもが彼女達の胃袋に飲み込まれた。ああ、食べたかったのに。
「えっと……私達がこれからやる事、分かってる?」
 勢いに気圧されながらも、これから成すべき事の最終確認をする。
以下略



754:彼女たちの絆(お題:ロリ) 2/8 ◆HmfYvBHWkM[sage]
2012/07/29(日) 23:40:03.29 ID:8q5/v6ip0
 店を出て数分、私達はかがやきへと向かうため道を歩いていく。雲ひとつない空に燦々と輝く太陽も鬱陶しいが、
足元から立ち上るアスファルトの照り返しも鬱陶しかった。おまけにビルの反射光が私達へ容赦なく降り注ぐ。
 周りには人がひっきりなしに歩いている。老若男女問わず、その顔は抜け殻のように虚ろだった。服装はどこか
薄汚れており、さっき私とすれ違ったサラリーマン風の男は、よれよれのシャツに皺だらけのズボンという姿だった。
 そして、一体この中の何人がチカラを持っているのだろう。
以下略



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