過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)
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8:さびしんぼ 4/6 (お題:ずる休み)  ◆lIMoc3EH5Q
2012/01/24(火) 21:54:05.55 ID:8CCH9KsV0

 「……わっ。わーぁあ!……」
 自分の悲鳴で目が覚める。汗が背中から腰にかけてびっしょりとかいていた。とても嫌な目覚めだ。
 「………あれ?何の夢だったんだ?」
 夢の内容が思い出せない。
 今日は正夢を見るようになって48日目。正夢を見るようになってからと言うもの夢の内容は覚えていた。覚えていた内容が
現実となっていた。正夢をみる以前ならまだしも、この48日の間、夢は必ず現実になるまで覚えていた。どんなに小さな
出来事だとしてもである。
 夢の内容が思い出せないなんて、正夢を見るようになってからはありえなくなっていたのに。
 その日は正夢なんて今までなかったかのように平穏な日だった。当たり前に過ぎていったのだ。

 正夢を見るようになってから49日目。
 私は車に轢かれた。即死である。医者が手を出すまでもなかった。家族は泣き崩れ___
 「あああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!」
 目が覚めた。夢だった。実にリアルで……。

 「嘘だろ…………」
 私は道路に立っていた。目が覚めたら、道路のど真ん中に突っ立っていた。夢遊病なんて患ったことなどない。どうして
こんな状態なのかまったく理解できない。寝間着姿の私は意識の無いまま動いたとしか考えられない。なぜそんな行動をと
ったのかまったく理解出来なかった。頭の中は、ぐるぐると混乱して。
 ___どうして道路に立っている?
 ただ。
 ___一体だれがこんな悪戯を?
 一つ理解していたのは。


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