過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)
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80: ◆xoqQYwssWY
2012/01/31(火) 16:47:04.63 ID:bsnJtUIDO
投下します
イーモバイルなので途中で携帯のレスが入りますがご容赦下さい。


81:善意の妖怪(お題 梓弓)1/2 ◆xoqQYwssWY[saga]
2012/01/31(火) 16:47:30.43 ID:xzVNkHuno
 今年は3月に入ってからずっと暖かった。だからそれをぶった切るような今日の寒さに大叔父はあの婆さんらしいな、とぼやいていた。外は春雨が降りしきり、雨音は激しくないものの、雨の気配は室内にいても感じられる。祖母の納棺の日はそんな日だった。
 納棺の儀は誰の涙もなく淡々と進み、私の番が回ってきた。
 遺言にあった通り棺に弓を収める。祖母の顔が心なしか安らいだように見えるが気のせいだろう。彼女はもう死んでいる。きっと安心したのは私の方だ。
「最後です。お声をかけてあげてください」
 孫の私に気をかけてくれたのか、お坊さんはそう微笑んでくれた。その心遣いはありがたい、のかもしれない。けれど祖母と交わす言葉などすでになかった。
以下略



82: ◆xoqQYwssWY
2012/01/31(火) 16:49:11.92 ID:bsnJtUIDO



83:善意の妖怪(お題 梓弓)2/2 ◆xoqQYwssWY[saga]
2012/01/31(火) 16:51:45.94 ID:xzVNkHuno
 そんな日々の終わりは驚くほどあっさりやってきた。きっかけは夜中に起きた地震だった。
 小さな地震だったらしい。らしいというのは寝ていて気づかなかったからだ。私が目を覚ましたのは祖母の悲鳴と微かなビィィン、という弦鳴のせいだった。
 一緒に起きた母と祖母の部屋に向かうと祖母は低く唸りながら足をさすっていて、その横にはいつもは神棚に置いてあるはずの弓が落ちていた。おそらく地震で落ちて祖母の足にでも当たったのだろう。
 痛い、痛い、と喚く祖母を見てこの弓でも弾いてやろうかとも思った。けどすぐ冷静になって、代わりに受話器を手に取った。
 どうやら骨折していたらしい。翌朝、付き添いで救急車に乗ったいった母がそう教えてくれた。
以下略



84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2012/01/31(火) 21:35:14.49 ID:ec2u4lU7o
>>83
骨折がもとで入院し、梓弓の魔翌力が祖母の身体を弱らせていき、死へと誘ったわけだけれど、
自分としてはもっと現実よりにしてほしかったかな。
骨折のような衰弱死にまでは至らない病ではなく、肺炎などのほうが、病気で亡くなったのか
魔翌力で亡くなったのかの境目をあいまいにできたんじゃないかなと思う。
以下略



85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)
2012/01/31(火) 21:36:58.50 ID:ec2u4lU7o
ところで、このままいけばまた品評会0だけど、その場合誰がお題決めるの?


86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/01/31(火) 23:08:19.15 ID:7MVbc8MDO
アニメの一場面、10分ぐらいを描写するは?


87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/01/31(火) 23:46:46.67 ID:wNo1zZW0o
ひたすら繰り越す!


88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国)
2012/02/01(水) 07:47:42.81 ID:sFMd9rJAO
今週の品評会は「平凡」の持ち越しでいいのかな
俺書いちゃうぜ?優勝しちゃうぜ?


89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/01(水) 09:42:16.51 ID:QerZkQFro
>>84

感想ありがとう
うん、確かにあいまいにするにはそっちのほうがいいかも
祖母の死のきっかけを弓と絡めさせたくて骨折、ってことにしたけど今考えるとそこを絡める必然性がないよね
以下略



90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/02/01(水) 15:19:35.37 ID:z5878LuG0
オダイ,クダサイ


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