59:「うわさですの」[saga]
2012/02/02(木) 20:59:04.57 ID:PsrNr+K4o
これは、とある二つの噂が流れ始めた頃のお話。
60:「うわさですの」[saga]
2012/02/02(木) 20:59:51.47 ID:PsrNr+K4o
「全員集合!」
固法の指示で二列に並ぶ一同。
61:「うわさですの」[saga]
2012/02/02(木) 21:00:24.19 ID:PsrNr+K4o
「あうううう」
休憩時間、萎れた花のように弱々しく転がる初春を佐天が甲斐甲斐しく介抱している。
62:「うわさですの」[saga]
2012/02/02(木) 21:01:00.30 ID:PsrNr+K4o
そして数時間後。
「……」
63:「うわさですの」[saga]
2012/02/02(木) 21:01:32.25 ID:PsrNr+K4o
分葱と刻み生姜の入った和風肉団子。シラス入り玉子焼き。スパイスを利かせた鶏の唐揚げ。タコさんウィンナー。ささみのインゲン巻き。
プチトマト。中華風キュウリの和え物。タラコの混ざったポテトサラダ。ほうれん草のナムル。煮豆とひじき。
梅おにぎり。おかかおにぎり。鳥ゴボウおにぎり。
みかん。うさぎリンゴ。バナナ。
64:「うわさですの」[saga]
2012/02/02(木) 21:01:59.81 ID:PsrNr+K4o
そしてさらに数時間後。
一日の予定が全て終了すると、佐天の所へ黒子がやってくる。
ずるずると、初春を引きずって。
65:「うわさですの」[saga]
2012/02/02(木) 21:02:27.18 ID:PsrNr+K4o
席は広々と空いていた。他の乗客は全くいない。人の少ない時間とは言っても、さすがにこれは珍しい。
首を傾げつつも、黒子は座席に座る。
疲れましたの
66:「うわさですの」[saga]
2012/02/02(木) 21:02:54.36 ID:PsrNr+K4o
……
温かい。
そして良い匂いがする。
67:「うわさですの」[!orz_res]
2012/02/02(木) 21:04:43.25 ID:PsrNr+K4o
「実験をしたいのかァ?」
「……ミサカは……」
68:「うわさですの」[!orz_res]
2012/02/02(木) 21:05:10.88 ID:PsrNr+K4o
「今の言葉ァ、忘れるなよ。てめェは生きることだけ考えてりゃいィンだ。ここから先は振り向くな、一方通行ってなァ」
でも。と00001号は言う。
この実験を統括しているのは、学園都市そのものかも知れないのに。
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