過去ログ - 妹「悪魔を召喚して、お兄さまと恋人になるわ!」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/02(木) 21:48:14.46 ID:deJerKGDO
半年近く前にVIPで中途半端に落とした物です。

再度書き直していくため、また他SSと同時進行のために遅れがちになります。

ちなみに1ヶ月以内に終わらせる予定です。

そのため、基本はsage進行で行きます。
「saga sagd」とかの入力ミスでageてしまう事があっても、突っ込まずに温かい目で見てくれたら幸いです。

遅筆な上に、つたない所もありますが、どうかご容赦ください。

SSWiki : ss.vip2ch.com(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/02(木) 22:08:29.25 ID:deJerKGDO
〜 放課後の学校、図書室 〜

兄「暗くなってきたし、そろそろ帰ろうか?」

妹「はい、どうぞお先に!」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/02(木) 22:21:54.96 ID:deJerKGDO
妹「……」

兄が図書室を去ってしばらく後、妹は小動物のような素早い動きで、兄が消えた廊下の窓に張りついた。

妹「……行きましたわね」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/02(木) 22:53:36.16 ID:deJerKGDO
〜 数日前、体育館の裏 〜

妹「ふんふ〜ん、お昼ご飯は静かな場所で〜、……って、あら?」

不良1「オラッ! 早く金をよこしな!」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/02(木) 23:13:41.87 ID:deJerKGDO
その瞬間、妹の体が揺らめいた。

不良2「へぶらっ!!」

それと同時に、不良2が短い声を出して吹き飛ぶ。
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/02(木) 23:23:19.04 ID:deJerKGDO
妹「ふう、一息ついたし、お昼ご飯を食べようかしら」

男子「た、助けてくれて、ありがとうございます!」

妹「?」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/02(木) 23:42:12.15 ID:deJerKGDO
……………………

妹は千円札と小銭を片手に握りしめながら、男子に向けて口を開いた。

妹「これだけ?」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/03(金) 00:15:23.37 ID:hvEwm0lDO
妹「さて、と」

妹は男子のカバンを開け、ひっくり返す。
カバンの中身が地面に落ちて、小気味よい音を鳴らした。

以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/02/03(金) 00:54:52.31 ID:hvEwm0lDO
〜 そして、今現在 〜

妹「意中の人と恋仲になれる魔術、……まあ、こんなバカな事は毛ほども信じてませんが、暇潰しにはいいでしょう」

放課後の図書室、誰もいない時間帯を見計らっての暇潰しもクソもないだろうが、妹はそんなこと気にもしない。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/03(金) 03:29:29.90 ID:hvEwm0lDO
妹「ふう、私としたことが」

火災警報のベルがけたたましく鳴り響く炎の中で、妹は何事もなく衣服の乱れを直していた。

妹「お兄さまの事になるとまわりが見えなくなるのは……良いクセですわね、さすが私」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/03(金) 07:20:45.89 ID:hvEwm0lDO
妹「……小学生?」

?「なっ! 小学生じゃと!? ワシのどこが小学生……」

少女は言いながら顔を下げる。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/03(金) 07:57:17.86 ID:hvEwm0lDO
妹「はいはい、ココは危ないから、さっさと家に帰りなさい」

アスモ「ふむ、信じておらぬな?」

アスモデウスと自称した少女はそう言うとその目を細め、閉じ、そして大きく見開いた。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/03(金) 17:38:45.62 ID:hvEwm0lDO
妹「ふっ!」

妹が短く息を吐き、目にも留まらぬ速さで右手を伸ばす。

アスモ「へぶらばっ!?」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/03(金) 18:17:04.73 ID:hvEwm0lDO
妹「もっとこう……心を惹き付ける、みたいな力は無いのかしら?」

アスモ「あ、あるぞ! 男の心を惹き付ける力はワシにある!」

妹「あら、本当に?」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/03(金) 23:14:35.63 ID:hvEwm0lDO
女子高生に魔神が恐喝されていたその時、図書室の外に人影が揺らめいた。

先生「誰か中にいるのかッ! いたら返事をしろ!」

妹「しまった! トンズラし損じた!」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/04(土) 03:35:21.91 ID:1lTSO6PDO
先生「くっ!? 誰かいるんだな! 今助けに行くから待っているんだ!」

妹「チッ! いらないお世話ですわ」

アスモ「入口は一つ、そこにあの教師がいては出られんのう?」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/05(日) 03:44:40.82 ID:gAmgqvBDO
〜 学校近くのファミレス 〜

アスモ「つまり、実の兄に振り向いて欲しい、と?」

妹「そういう事よ」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/05(日) 10:02:23.41 ID:gAmgqvBDO
〜 十数分後 〜

アスモ「いただきまーす!」

妹「チッ、よりによって一番高いステーキ定食を選ぶとはね」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/05(日) 11:47:31.53 ID:/FI+2BUho
期待してる


20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/05(日) 14:41:18.83 ID:gAmgqvBDO
妹「いいえ、結構ですわ」

アスモ「……ふえっ?」

妹「考え直したのよ、悪魔の力を使ってお兄さまに振り向いてもらっても、それはただむなしいだけなのよ」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/05(日) 15:01:05.77 ID:gAmgqvBDO
アスモ「ところで、ワシの報酬の件なんじゃが」

妹「食べたでしょ?」

アスモ「魂全部とは言わぬ、ほんの少しだけ……」
以下略



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