過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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394:ゴミ箱[saga sage]
2012/03/16(金) 01:54:22.64 ID:4nn6VYca0
名無し「だが、それでは君に洗脳が解除される恐れがあった。
    君は男女平等にグーパンチをかましているらしいのでな。
    だから彼女にはある一つの保険を掛けておいたのだよ」

上条「それが身体能力強化の副作用って分け……か」

名無し「ご名答だよ。中々に理解力があるな」

上条「ふざけんじゃねぇ!!」


そういって上条は立ち上がり、名無しに向き直る。
それだけで右足がズキンと痛む。右足以外にも体の各所にかすり傷を負っている。
それが地味にだが、確実に上条の体力を削っている。


名無し「さぁ、君は彼女を守りながら戦えるか……?」チャ

上条「くそっ!」


名無しは吹寄の洗脳が解けたとして、
その後は上条の足枷となるように体の自由を奪う副作用を持つ身体能力向上薬を吹寄に飲ませていた。

もし吹寄が目覚めたとして、動けない体の吹寄。
上条の性格を考えれば、これ以上に無い足枷である。

動かなければ蜂の巣。動けば吹寄が危機に晒される。まさに、見えぬ抑止力。

状況は絶対的に不利、絶望的なまでの窮地。


上条(考えろ……!この状況をなんとか……)

両者の間の距離はたった10m前後。なにかきっかけがあればいい。
何か気を逸らすことができれば……


名無し「残念だが、打開策など無い。さぁ、終わりだ」

上条(くそ!なにか、なにかあるはずだ!!)


トリガーに指をかける名無し。
その間も、必死にこの状況の打開策を探し続ける上条。
地面を見、壁を見、天井から吹寄の体。隅々まで見渡した。

その果てに、上条はある事に気づく。



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