過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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698:ゴミ箱[saga sage]
2012/05/02(水) 23:21:20.64 ID:h4i+rz2A0

上条「ない、ないないないないない!!」

上条「どういう……ことだ!? 俺、確かにここにいれといた筈……あ!!」


そこで、はっとなる。
自分が隠したのは、ここではなかったと。


上条(そういえば、行く直前にインデックスに見つかりそうになって……)


上条は中腰に立ち上がり、ゆっくりと後ろを振り向く。
首から「ギギギ......」という機械音すら鳴りそうだった。


上条(洗面所に移したんだっ……)


気づいた時には既に遅し。
自分がとった安全策により、逆に墓穴を掘る事になろうとは。

そんな世界の絶望を垣間見たような彼の目の前には、ローラがそびえ立っていた。


ローラ「ねぇ当麻〜……これ≠ヘなに……?」


少し引きつった笑顔を浮かべながら、掲げている右手に持っているのは、上条の命とプライドの次に大切な秘蔵コレクション。


上条「い、いやーそれはその〜……」

ローラ「えーっと……ロリっ子大全――「うわあああああ!!」


なんとか読み上げられる前に取り返した上条。
誰もいないとはいえ自分の性癖を暴露されるなどたまったものではない。


ローラ「ねぇ当麻。 それ、どうするつもしかしら?」

上条「どうするって……」


怖いくらいの笑みを浮かべたまま、上条の持つそれ≠指さすローラ。
それを持つ上条の手は、今までのどんな時よりも震えていた。


上条「………」

ローラ「………」


しばしの沈黙。 しかしローラは笑ったままだ。
痛いくらいの視線と沈黙により、最早思考がまとまらない。

そんな上条に再起をかけるのは、ローラの言葉。


ローラ「なら、一つだけ聞くわ」

上条「な、なんだ?」


策士ローラが考えるのは、あまりにも無慈悲で、それでいて絶対不可避な質問。


ローラ「当麻がそれを捨てないのなら……もうここで私とはお別れね」

上条「なっ!?」


実際別れる気など一マイクロメートルも無いのだが、脅し文句としてこれ以上の物はないだろう。
元より答え等一つしか期待していないのだから、なにも恐れる事はない。




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