93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:11:51.62 ID:+/qM9e7v0
「たのもう」
油臭いアスファルトと、簡単な屋根に覆われた自動車部のエリアに突然、
94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:12:31.87 ID:+/qM9e7v0
ややあってエンジンをおろし終えた部員達は、銀髪の美女に見取れつつ、
その主から発される声にまたもや驚くハメになる。何故か。それは、見目麗しい
彼女の外見からは想像だに出来ない内容だったからであった。
95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:13:53.13 ID:+/qM9e7v0
いっそのこと、自動車部に入部してみればと部員達はラウラに勧めたが、
彼女はレースなどに出るつもりはなく、部活に出る時間が有るなら、その分
走っていると返答。交通安全とダートトライアルに己の青春をそそぎ込む彼らに、
96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:17:07.45 ID:+/qM9e7v0
「で、どんな感じの車がいいの?」
元々、人が良いのが揃っている自動車部。腹が決まれば、親身になって
97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:17:56.97 ID:+/qM9e7v0
1____
○ ○
↑本当にこんな車だ。ロードスターと変わらぬオープンの車なんだが、
98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:18:52.85 ID:+/qM9e7v0
程なくして、日が落ちてしまったこともあり、部活動も解散せねばならず、
ラウラの車相談は一旦お開きになった。帰り際、自動車部部長がラウラに
99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:19:49.46 ID:+/qM9e7v0
とある事情で故国フランスに帰ったシャルロットに事情を話すと、
シャルロットは相変わらずの優しさでラウラの疑問に答えた。
100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:21:06.34 ID:+/qM9e7v0
仕事場と家の往復では?とラウラが尋ねるとシャルロットは、少し
動揺したのか、なぜか声が上擦りながら答えた。
101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:22:42.35 ID:+/qM9e7v0
翌日、早朝から休日の一夏をたたき起こしたラウラは、
一夏に車を選んだ理由を尋ねた。
102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/16(木) 23:24:11.95 ID:+/qM9e7v0
そういうと、ベッド脇に脱ぎ捨ててあったつなぎに手を伸ばし、ポケットから
カギを差し出す。ラウラは、それを奪い取ると、勢いに任せ一夏の頬にキスを
かまし、脱兎のごとく部屋を出た。閉まりかけた部屋のドアから、やたら騒がしい
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