過去ログ - ハルヒ「カリオストロ公国四泊五日の旅?」古泉「そうです」
1- 20
1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/02/06(月) 22:12:36.09 ID:+wjtvPzp0
 おなじみSOS団の面々も大学生になりました。
 それぞれ通う大学は違うけど、休日はあいかわらず集まって活動しています。
 今日もいつもの喫茶店に集まって会議の真っ最中。
 議題は夏休みの旅行についてです。
ハルヒ「聞かない名ね カリオストロ公国って」
古泉「人口3,500 世界で一番小さな国連加盟国ですよ」
古泉「お姫様の結婚式が盛大に行われるそうなのでぜひ見物に行きましょう」
ハルヒ「ふーん でもただの観光には興味ないわよ」
古泉「そう仰ると思いました 実はこの国にはある噂がささやかれています」
古泉「涼宮さんはゴート札をご存知ですか」
ハルヒ「ゴート札! 幻のニセ札という あれね」
古泉「そのゴート札の震源地がカリオストロ公国といわれてます」
キョン「何なんだ そのゴート札ってのは」
古泉「その筋じゃ有名な伝説です 名付けてニセ札界のブラックホール」
キョン「ブラックホール?」
古泉「ちょっかいを出して帰って来た者はいないという話です」
朝比奈「ふええ 怖いですう」
キョン「怖いから俺 寝る」
ハルヒ「ちょっと、キョン! 喫茶店で寝ないでよ」
キョン「昨日はおまえが寝かせてくれなかったからな」
ハルヒ「!!」
長門「…お盛ん」
ハルヒ「バ、バカ 何いってんのよ…とにかく! 古泉君の案が気に入ったわ」
ハルヒ「今年の夏合宿のテーマは ヨーロッパの暗部 ゴート札の謎よ」
ハルヒ「日本のラングドン教授といわれる涼宮ハルヒの出番ね!」
朝比奈「ラングドン教授って誰ですかあ?」
長門「ダン・ブラウンのサスペンス小説『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』
『ロスト・シンボル』に主人公として登場する架空の人物」


SSWiki : ss.vip2ch.com(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/02/06(月) 22:31:02.51 ID:+wjtvPzp0
 という訳でSOS団は夏合宿に向かうべく日本を発った。
 今回の合宿は朝比奈さんだけ欠席。
 なんでも親友の鶴屋さんと二人で秘密のアルバイトをしているそうだ。
 残りの四人はまずイタリアに入り、そこで安い中古車を購入する事にした。
古泉「お待たせしました 中古のフィアットが格安で手に入りましたよ」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/02/06(月) 22:36:49.09 ID:+wjtvPzp0
 フィアットに乗った四人はハルヒの運転でカリオストロ公国に入った。
 ところが安物の悲しさ、ものの一時間も走らないうちにタイヤがパンク。
 ジャンケンで負けたキョンがタイヤ交換をするハメになった。
キョン「何だ このスペア丸坊主だ」
 ぶつぶつ言いながら作業するキョン。
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/02/06(月) 22:41:02.24 ID:+wjtvPzp0
 ハルヒは持ち前の反射神経と運転技術でたちまち二台に追いついた。
 やがて道路は切り立った断崖の上に出た。その下は湖である。
キョン「あの黒塗りムチャクチャだ! 花嫁の車にバンバンぶつけてるぞ」
ハルヒ「面白くなってきたわね」
古泉「涼宮さん あまり無茶をされては…」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/02/06(月) 22:46:06.14 ID:+wjtvPzp0
 花嫁のシトロエンに追いついたハルヒは警笛を鳴らした。
 しかしシトロエンはそのままトロトロと走りつづける。
ハルヒ「変ねえ」
古泉「気絶してるんですよ」
キョン「このままじゃ崖から落っこっちまうぜ」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/02/06(月) 22:51:01.27 ID:+wjtvPzp0
 車から降りたハルヒたちは走ってシトロエンを追いかけた。
長門(あのシトロエン・2CVはハンドルもブレーキも壊れている)
長門(このままでは古泉一樹が崖下に転落してしまう)
長門(幸い涼宮ハルヒはシトロエンに注目していて私の方を見ていない)
 長門はすぐ横の崖を飛び降りて湖岸に着地した。
以下略



160Res/143.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice