100:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/09(木) 19:32:59.11 ID:vAi26PND0
「え……えぇ…………まぁ……」
「ルケン様の誘いを断ったなんて知ったら、今度はまたどんな嫌がらせされるか分からないじゃない! もういい加減にしてよ。全くこの人は! この人はもう……」
ぶつぶつ言いながらヤナンは濡れたままゆったりとした白いローブを着て、そして頭にすっぽりとフードを被った。
「早く!」
妹と姉の関係とは思えない程強く頭ごなしに怒られて、カランは暫く呆然としていたが、やがて泣きそうに目を細め……そして頷いてからのろのろと着替え始めた。
「ルケン様のどこが気に入らないの? これ以上のチャンスはないじゃない……」
脇の壁に寄りかかって息をついたヤナンに、カランはまた少し考え込んでからか細い声で呟いた。
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