12:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/08(水) 16:15:54.23 ID:A45p+aH70
「待って……」
すがるように呟いて、愛寡は……立ちあがろうとした彼の首に手をかけた。
「……待って……」
そのまま、細い手に殆ど無意識のうちに力が加わり、徐々にギリギリと締め付けていく。
彼は、抵抗をしなかった。
抵抗を……してくれなかった。
「…………ああ…………」
首を絞められながら。しかしそれでも、段々と紫に変色してきた唇を動かし。
やけにクリアな声で、彼は続けた。
「……分かったよ……」
「……」
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