過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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286:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/12(日) 20:15:17.98 ID:z5UY+Nzb0
逃げなきゃいけないのに。

早くゼマルディを起こして、一緒に逃げなくてはいけないのに。

カランは、ただ近づく彼を唖然として見つめていることしか出来なかった。
片目を必死に見開いて、ゼマルディはルケンが近づいてきているのを確認し、急いでカランの手を引こうとした。それに向けてルケンは、腰に当てていた手をゆらりと上げ……そして軽く指を弾いてみせた。
たったそれだけの動作だった。
だが、それが与えた影響は甚大だった。
手を握っていたカランにも分かるくらいの、強力すぎる……まるで大の男十数人で殴りつけたかのような衝撃、風の塊がルケンの方から飛んできて、ゼマルディの胸に突き刺さったのだ。


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